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より良い医師を雇うための自院のブランディングと、そのアピール方法

医療職のニーズは非常に高く、今後もなくなることは決してありません。それでは、この状況のなかで、自院がより良い医師を雇用するためにはどのような方法があるのでしょうか?
今回はそれを「ブランディング」をキーワードに解説していきます。

より良い医師を雇うための自院のブランディングと、そのアピール方法

医師の有効求人倍率は1.91倍

医療職(や介護職)のニーズは下がることなく、常に高水準を保っています。

厚生労働省が令和5年の7月に発表した、「職業別<中分類>常用系 有効求人・給食・求人倍率」によれば、「医師・薬剤師・獣医師・歯科医師の有効求人倍率は、1.91倍にのぼる」ということです。つまり1人の医師に対して2件程度の求人があり、売り手市場の状況だといえます。

また医師の働き方は多様化しているうえ、医師免許自体が非常に高い有用性を持っています。さらにどのような働き方でもある程度の年収が確保できるのも医師という職業ならではです。
このような中で、よい医師を確保しようとする場合、自院のブランディングが必須です。

出典:厚生労働省「職業別<中分類>常用系 有効求人・給食・求人倍率(令和5年7月)」
https://jsite.mhlw.go.jp/kumamoto-roudoukyoku/content/contents/001547094.pdf

共感する理念を掲げることは、良い医師を獲得するための第一歩

自院のブランディングのキーとなるのは、以下の通りです。
・自院の理念を打ち出す
・自院の特徴を周知する
・自院の強みをアピールする
・労働条件などを明確に示す

それぞれ見ていきましょう。

より良い医師を雇うための自院のブランディングと、そのアピール方法

・自院の理念を打ち出す
人は条件の良いところで働きたいと思い、生きるために働いています。しかしお金を稼ぐためだけに働いている人ばかりではありません。ましてや医師という資格を持っている人は、良い労働条件の下で働けるだけの選択肢を持っています。
このような環境下であるため、医師の中には、「自分と同じ理念を持つ院長の下で働きたい」「目指すものが同じ人がいるところで働きたい」と考える人も多くいます。そのような人に訴求するために、「自院の理念は何か」を考え、明確に打ち出すとよいでしょう。

・自院の特徴を周知する
自院の特徴を明確にして、周知することも重要です。たとえば、「地域で30年愛されている小児科クリニックです」などです。またこれをスタッフにも徹底し、その特徴にあった対応をさせることも意識しましょう。たとえば、小児科の看護師と、AGA治療などを担当する看護師では、当然患者様に対する接し方も変わってきます。
このように、自院の特徴を明確にし、スタッフにも対応方法を教えることで、転職を考えている医師に対して、「アットホームなクリニックなのだな」「大人を対象としたクリニックなのだな」という印象を与えることができます。

・自院の強みをアピールする
「最新の機器を導入しています」「学会の参加を推奨しており、交通費などもすべてクリニックが負担します」「アレルギー治療の第一人者が院長を務めています」などの自院の強みは、しっかりアピールしていきましょう。
これを「自院の理念」「自院の特徴」と掛け合わせてアピールすれば、より自院の特性に合致した医師を採用しやすくなります。

・労働条件などを明確に示す
労働条件の明示は非常に大切です。特に、
1.残業がありません
2.夜勤がありません
3.土日祝日は休みです
4.交通費は全額支給します
5.時短勤務OKです
6.転科歓迎です
などのような条件を付けられるのであれば、これを積極的に押し出していくべきでしょう。また、高い年収を提示できるのであれば、「年収〇〇万円~」などのように、具体的な数字を出してアピールします。

医師は非常にニーズの高い職業です。良い医師はひっぱりだこですから、そのなかでも自院が勝ち抜けるようにするためには、しっかりブランディングを行わなければなりません。

メディカルコンサルティングでは医療機関向けに様々な支援を行なっておりますので、自院のブランディング・医師の募集の相談はお気軽にお寄せください。