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「医師のキャリアアップ」はひとつではない!~目指す方向を考える

働く人間で、かつ上昇志向を持つ人間であるならば、「キャリアアップ」を意識することが重要です。これはもちろん医師も例外ではありません。
ただ、キャリアアップの方法は決してひとつではなく、複数の選択肢があります。ここではそんな「医師のキャリアアップ」をテーマにお話ししていきましょう。

医師のキャリアアップ、どんな選択肢があるか?

「医師のキャリアアップ」を考えるうえでは、「そもそも医師としてどういう方向に進むのか」を明確にすることが非常に重要です。

医師がキャリアを考えるうえでの選択肢は、非常に豊富です。たとえば認定医や専門医、指導医を目指すのもひとつの方法ですし、研究医として今後の医療のために尽力する道を選ぶのも選択肢のうちのひとつだといえます。

また、働き方を例にとっても、いわゆる無医村で住民の健康を守るという志を胸に働き続けるのも立派な決断だといえますし、大学病院で難病を克服しようと働くのもひとつの方法です。その他では大学で教鞭をとり、後進を育てるのも医師としての生き方として望ましいものだといえるでしょう。

さらに、勤務医として安定して働き続けていくことも決して悪くない選択肢ですし、開業医として新しいスタートを切る決断をするのもメリットの多い判断だといえます。

大切なのは、「一人の職業人として進むべき道はどれなのか」「医療人として目指す方向性はどれか」をある程度早い段階で決めることです。もちろん人の気持ちは一定ではありませんし、実際に道を行くなかで方向転換をした方がよいと感じるケースもあるでしょう。このように漫然と歩み続けるだけでは、キャリアアップが難しくなることはたしかです。そのため、途中で方向転換をする未来が訪れる可能性があることを考慮してもなお、早めに「自分の行きたい道」を設定することは有意義だといえます。

年齢を意識して、キャリアアップを考えたい

早めに自分の行きたい方向を決めれば、おのずと「どのようにキャリアアップをしていけばいいか」も見えてくるはずです。またこのときには、「年齢」も意識しておくとよいでしょう。

たとえば20代のころは、進む方向がどのようなものであろうとも、基本的には「経験を積み重ね、技術を学ぶための期間」にあるでしょう。医師になれる年齢は最短でも26歳ですから、20代のうちはまずは現場に慣れ、先輩の施術を学ぶことが重要になってきます。

そして30代に入ると、それぞれのキャリアの方向性に合った行動をとるための土台作りをすることが求められます。たとえば指導医を目指す場合は、30代のうちで専門医となり、技術により磨きをかけていくという行動が求められるでしょう。

さらに40代に入ると、自分だけではなく後進の育成に携わる人も増えてくることでしょう。30代の頃とは仕事内容が変わる医師も多く、充足感も得やすい時期です。また、開業をした医師の平均年齢は41歳なので、この年代で独立する人が多い時期ともいえます。

その反面多忙になりやすく、自分自身のキャリアアップを考える時間がなくなる人もいます。ただこの時期にどう動くかによって医師としての到達点が変わってくるので、多忙であったとしても、意識してキャリアに向き合う時間を持つべきでしょう。

最後に50代は、医師として今まで歩んできたキャリアが存分に生かせる時期だといえます。この時期は単純に「この10年間」だけを考えて動くのではなく、「60歳以降の自分はどうすべきか」を考えながら動く姿勢が求められます。60代に入ったら仕事を辞めるのか、辞めないのであればどのような働き方をするのかなどを常に意識して、整理しておくようにしましょう。

医師は、非常に忙しい職業です。またどの道を歩もうとも、その展望は明るく、ほかの職業よりも多くの収入を得られる仕事だといえます。しかしそうであるからこそ、将来を意識してキャリアを主体的に考えて、「自分にとって望ましいキャリアアップ」を考えていく必要があるのです。

株式会社メディカルコンサルティングは、医療機関の経営・人材の課題を解決するための、コンサルティング及び人材紹介業を行っております。医師の求人やキャリアアップでお困り事がありましたら、お気軽にご相談ください。