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クリニック開業を後悔している……気を付けるべき点とは?

「クリニック開業」は、医師のキャリアにおいてひとつの節目となる決断です。開業医は勤務医に比べて平均年収が約2倍も多いという統計もあるため、特に年収アップを考える医師にとってはクリニック開業がひとつの目的となるでしょう。

ただ、クリニック開業にはデメリットもあります。また、クリニック開業に踏み切って後悔している医師もいます。ここではクリニック開業の後悔やリスク、そしてそれに対応する方法を考えていきます。

クリニック開業を後悔している……気を付けるべき点とは?

書類やレセプトの負担軽減には、システムの導入がおすすめ

日本医師会がとったアンケートでは、「開業医になってからの方が負担になっている業務(診療面)」の1位に「レセプトの作成とチェック」、3位に「レセプト以外の書類作成」が入っています。勤務医だったころは専門スタッフに任せることができたレセプト・ほかの書類(下記では「書類」とまとめる)作成を、医師自身が行わなければならないということで、これを負担に思う人が多いのです。

書類作成の手間や時間を軽減するためには、専用のシステムを導入することが推奨されます。
現在のシステムは非常に優秀で使いやすく、患者様の個人情報はもちろん、薬の調整機能や過去の受信履歴の確認機能、またオーダーチェック機能なども搭載されているものが多いといえます。
なかにはオンライン診療に対応したものもあるため、自院にとって使いやすいものを選ぶとさらに便利になります。
初期投資費用や、慣れるまでに時間がかかるというデメリットはありますが、長い目で見れば、それを上回るメリットがあるといえるでしょう。

自分自身の技術を維持するためには、積極的な学会への参加がキー

上記で挙げたアンケートのなかで、「開業医になってからの方が負担になっている業務」(診療面)」の2位として、「自分自身の技術の維持が難しい」というものがあります。
基本的には自分一人で診療にあたるため、ほかの医師の技術を見たり、指導されたりといったことが少なくなるため、このような問題が起きてくるのだと思われます。また勤務医の場合は学会などに出る機会も多いのですが、開業医の場合はこのような機会もなかなか訪れません。メドピアスタイルのとったアンケートでは、「開業医で、学会に参加していないと答えた人の割合は、勤務医の2倍以上にも上った」というデータもあります。

クリニック開業を後悔している……気を付けるべき点とは?

開業医として一人で働いていくなかで技術を維持していこうとするのであれば、やはり学会などに積極的に出席し、ほかの医師とともに学んでいくことが必要です。また、専門書や学術誌を読み込み、最新の情報に触れるようにしましょう。医療機器メーカーから新しい情報を収集することも、技術の維持・向上を考えるうえで非常に重要なことです。

出典:メドピアスタイル「開業医と勤務医で大幅に異なる!学会参加意識」
https://style.medpeer.co.jp/n/na1a14e197988#1542540c-8348-434b-93ac-7a9d0038c5d0

スタッフの採用は、専門の会社にお任せ!

「開業医にとって、診療以外で負担になっていること」の1位は、「スタッフの採用」です。医療業界は慢性的な人手不足にあるため、優秀な人材の雇用は多くのクリニックにとっての課題となっています。

現在はインターネットなどを通して、スタッフを募集できるようになっています。ただ、欲しい人材にピンポイントに届く求人を作成することは難しいものですし、日常の業務に加えて採用業務を行っていくのはなかなか大変なものです。
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